あなたの基礎代謝量は?
わたし達は、起きている時だけではなく、就寝中など活動をしていない時にも呼吸したり、心臓や内臓を動かしたりする為にエネルギーを常時使っています。
そのためのエネルギーが基礎代謝。生命を維持する為に最低限必要なエネルギー量のことです。
そして、生きている為に使うこの基礎代謝量が、なんと1日に消費するエネルギーの60%~70%を占めるのです。
基礎代謝が高ければ、寝ている間にも沢山のエネルギーを消費することができ、同じ量食べても太りにくいのです。
基礎代謝の計算方法は、医学的には欧米で使われているハリス・ベネディクト方程式が使われますが、骨格等の違いにより、日本人では2%程高い値になってしまいます。また、日本では体表面積から算出した数値に年齢を加味する方法がありますが、複雑でなかなか計算するのが大変です。
以下はハリス・ベネディクト方程式を基に、日本人向けにアレンジされた計算式ですので、ぜひ計算してみてください。
女性: 665+(体重kg×9.6)+(身長cm×1.7)-(年齢×7.0)
男性: 66+(体重kg×13.7)+(身長cm×5.0)-(年齢×6.8)
参考に厚労省が出している年齢別の平均的な値は下記の表のようになります。
基礎代謝を上げるには
基礎代謝量が多ければ、同じように動いていてもエネルギーを効率よく燃焼できます。
では代謝を上げるにはどうしたらいいでしょうか?
基礎代謝量は、算出方法からもわかるように、年齢、性別や、身長などに影響されますが
もうひとつ基礎代謝量を大きく左右するのが筋肉量です。
体温を一定に維持する為の熱を筋肉が作っています。
この熱産生が、基礎代謝の中で大きなパーセンテージを占めるのです。
筋肉の量に比例して基礎代謝量も上がります。
やせたい、と思ったら筋肉をつけるのが断然おトクなのです。
同じ量を食べ、同じように生活していても、筋肉がせっせとエネルギーを使ってくれるからです。
ダイエット中に食べられる食事量も増えます。
筋肉をつけるといってもキツいウエイトトレーニングをする必要はありません。
軽めのプチ筋トレで筋肉をつけ、効率のよいカラダになりましょう。
インターバル速歩やレッグマジックもお勧めです。
運動は苦手だなぁと思う人は、代謝をサポートしてくれる酵素などの摂取もおすすめです。
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活動量計は、基礎代謝を含めた消費エネルギ量を算出して表示してくれるので、ダイエットや健康管理にとても便利なアイテムです。