野菜と果物の違い
ダイエット中にもたくさん食べたい野菜と果物は、ミネラルやビタミンCを多く含む点で共通点が多い食材です。また、食物繊維、ポリフェノールも多く含みます。
そして、生で食べると酵素も摂れる健康食材です。
では、野菜と果物の違いはなんでしょう?
まず、野菜は緑黄色野菜とその他の野菜に分けられます。
緑黄色野菜は、色の濃い野菜で、ほうれん草、かぼちゃ、にんじん、にら、などです。
五訂日本食品標準成分表では、可食部100gに対してカロテンを600μg(0.6mg)以上含むものを緑黄色野菜としています。
オクラ、トマト、ピーマンなどは、100g中のカロテン含有量は600μg未満ですが、食べる頻度や1回に食べる量が多いことなどから緑黄色野菜に分類されています。
緑黄色野菜は、ビタミンAの先駆体であるカロテンを豊富に含み、ビタミンC、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンE、ミネラルも豊富です。
ビタミンAを摂りたい時には緑黄色野菜がおすすめです。
その他の野菜は、カロテンの含有量は緑黄野菜に比べると少ないですが、ビタミンCが豊富です。
大根、白菜、ねぎ、すいかなどがその他の野菜に分類されます。
いずれにしても、栄養価が高く、カロリーが少ないので
ダイエット中にも積極的に食べたい食材です。
では、果物はどうでしょうか?
果物はビタミンCを豊富に含みます。
ただ、カロテンはあまり含んでいないので、果物からビタミンAは充分に摂取できません。
では、果物がその他の野菜と同様かというと、そうではありません。
果物は糖分を多く含むため、エネルギーが野菜よりも高く、食べすぎには注意が必要です。
夕食後のデザートとしての果物は、ダイエット中にはあまりオススメできないんです。
フルーツは朝食べるのがお勧めです。
1日の野菜、果物の摂取目安は、緑黄野菜を200g、その他の野菜と果物で100gです。