メタボリックアナライザー
食事のカロリーコントロールをする為には、どのくらい食べてもいいのか、が気になります。
どのくらい食べていいのかを知るための手がかりにもなる、基礎代謝を正確に測定できる機械「メタボリックアナライザー」が登場しました。
基礎代謝というのは、安静にした状態で消費するエネルギー量のことで、内臓を動かしたり、呼吸をしたりといった生命を維持するために最低限必要なエネルギー量のことです。
基礎代謝が高ければ、眠っている間にも効率的にエネルギー消費でき、太りにくいのです。
この基礎代謝 × 1.3 の食事カロリーなら太りません。
通常、基礎代謝は、身長、体重、年齢から計算式にあてはめて計算したり、体組成計でオートマチックに計算させたりします。
ただ、こうして計算式にあてはめた数値は、あくまでも個人差を考えない推測値なのです。
正確に基礎代謝を測定することができるのは、メタボリックアナライザーによる検査です。
メタボリックアナライザーは、安静にした状態で身体が消費するカロリーを、呼気及び吸気の酸素量の差からチェックします。
メタボリックアナライザーによる測定結果で、酸素の消費が多いほど代謝がいいということになります。
酸素をあまり消費できていない人は、代謝が低く、太りやすい体質です。
代謝が低いのは、脂肪をエネルギーにかえる力が少ないということなんです。
メタボリックアナラザーは、片手で持てる大きさの測定器で、横になって安静にした状態で5~10分間普通に呼吸するだけの簡単検査で基礎代謝を測定できます。
お医者さんやクリニックで、メタボリックアナライザー検査を受けることができます。
検査費用は、実費で2,150円です。
保険診療だと本人負担650円で測定できますが、メタボリックアナライザーでの検査で保険が適用されるのは、糖尿病など、治療の必要があると判断されている場合のみです。