早食い防止の肥満治療で使われる噛み方
咀嚼(そしゃく)法というもので、ある男性の肥満者は、この方法を実践して半年で43キロも減量できたのだそうです。
それは、わたしたちが知っている方法に似ているけれど、少し違う。
太っている人には早食いの人が多く、満腹中枢から信号が出る前に食べ過ぎてしまいます。
それを防止するためには、よく噛んで、ゆっくり食べなさいと言われます。
1回に口に入れる量を小さくして、ひと口で30回以上噛みなさいなんて言われますね。
実践すると、少ない量を30回も噛んでいると味気なくなって、食事が楽しくなくなります。
そんな経験をした事のある人も多いのでは?
咀嚼法では、ひと口ごとに30回噛むというのは同じ。
30回ぴったりで飲み込むのが目標です。
食べながら、ひと口ごとに、30回ピッタリなら○、それより少なくても多くても×を用紙に記入します。
正しく食べられるようになると、30~35口、1度の食事で口に運ぶのだとか。
これに加えて、食事にかかった時間も記録します。
最初のうちはちょっと大変そうですが、○が増えてくれば達成感ありそうですね。
よく噛む、といっても、たくさん噛むほどいいというわけじゃないところが特徴的です。
ちょうど30回噛んで飲み込める量が、正しいひと口の量だという考え方です。
その量を食材によって探りながら食べるんです。
納得がいくやり方で、いいなって思いました。
早速ちょっとだけトライしてみましたが、サンドイッチやハンバーガーは、どうしても大きく口を開けてガブッといっちゃうので、とても30回じゃ飲みこめません。
なるほど、こういう食事は、カロリーオーバーなだけじゃなく、早食いのクセも作っちゃうんだなぁ、太りやすくなるな、と思いました。
この咀嚼法は、やみくもにたくさん噛む方法より目的意識が持ちやすくて、実践しやすい感じがしました。わたしはぴったり30回にするぞって燃えます!
用紙に記録しないまでも、気をつけてみるといいのではと思います。