アミノ酸スコア100とは?
アミノ酸スコアとは、タンパク質の品質を示す国際基準値です。
必須アミノ酸がバランスよく全て含まれていると100点満点となり、アミノ酸スコア100となります。
必須アミノ酸は9つあり、それぞれの基準値を100として、食品に含まれる量を判定します。それぞれのアミノ酸が必要な値の何パーセントなのか、ということで評価しているわけです。
必須アミノ酸とは、バリン、ロイシン、イソロイシン、リジン、ヒスチジン、トリプトファン、メチオニン、フェニルアラニン、トレオニン。
体内で合成できないため、体外から摂取する必要があるとされています。
100とされるそれぞれの必須アミノ酸量は以下の通り。
窒素1g中の量(mg)
- バリン 220
- ロイシン 410
- イソロイシン 180
- リジン 360
- ヒスチジン 120
- トリプトファン 70
- メチオニン 160
- フェニルアラニン 390
- トレオニン 210
アミノ酸スコアの数値は、一番少ない必須アミノ酸値にあわせることになっています。
ひとつでも量が少ないとその数値になってしまいます。
そのため、たとえば同じアミノ酸スコア50の食品でも、どのアミノ酸が少なかったかなどによって、それぞれ違いがあることになります。
アミノ酸スコア100の食品
肉類や魚類のほとんど、大豆もアミノ酸スコア100で、タンパク質として良質だと評価されています。
そのほか、牛乳や乳製品、卵、魚の加工品であるかまぼこもアミノ酸スコア100の食品です。