糖感受性(炭水化物・糖分の摂りすぎに注意)

糖感受性(炭水化物・糖分の摂りすぎに注意)

日常的に砂糖などの糖分を大量に食べ続けることで、すい臓(膵臓)での血糖値をコントロールする能力が失われることを、「糖感受性を獲得する」と表現します。

 

すい臓は、血糖値をコントロールするインスリン(インシュリン)やグルカゴンというホルモンを作り出し分泌しています。

 

通常、私たちの血液中には70~110mg/dL程度のブドウ糖が存在しています。これが血糖で、その量を示す値が血糖値です。

 

インスリンやグルカゴンなどのホルモンの調節作用によって、血糖値がほぼ一定に保たれています。
血糖値が上がるとインスリンを分泌して下げるほうに働き、血糖値が下がるとグルカゴンが分泌されて食欲を促進し、血糖値を上げるように体に働きかけるのです。

甘いものや炭水化物などを日常的に食べ過ぎていると、高血糖状態が慢性化し、持続します。
この状況が長く続くと血糖値をコントロールする能力を失ってしまうのです。
これを糖感受性を獲得したと表現します。

 

糖感受性を獲得することによって、食べた大量の炭水化物や糖分がそのまま脂肪として蓄えられてしまいます。

 

また、最悪、厄介な糖尿病を引き起こすこともあります。

 

痩せる為だけではなく、健康のために、糖分(砂糖や炭水化物)の食べ過ぎには注意したいものです。


 


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