アボカドを食べると食欲が抑制されるという研究データ Nutrition Journal
ランチにアボカド半分を食べると食欲が抑えられるという研究が、栄養学の雑誌「Nutrition Journal」2013年11月27日オンライン版で発表されました。
米国ローマ・リンダ大学のMichelle Wien博士らは、BMI値が25~35の健康な26人のやや肥満~肥満の成人に種類の異なるランチを食べてもらい、空腹感や血糖値・インスリン量についてデータをとりました。
参加者は、全員同じ条件の朝食を食べ、3種のランチを食べる。
グループC(Control)アボカドなし
グループAI(Avocado Inclusive)Cと同カロリーでアボカドを含む
グループAA(Avocado Added)Cにアボカドを追加する
資料Table1 http://www.nutritionj.com/content/12/1/155/table/T1
ランチから5時間の間、食欲に関連する5つの質問に回答してもらう。
また、血糖値とインスリン量をランチ前とランチ後3時間の間に採血でチェック
テストミールは3回にわたって行われました。
その結果、グループC(アボカドなし)に比べてグループAA(アボカドを追加)は、ランチ後5時間の平均で、満足感が23%が高く、食欲が28%低かった。
3時間での平均にすると、満足感は26%高く、食欲は40%少ないという結果でした。
データFigure2 http://www.nutritionj.com/content/12/1/155/figure/F2
質問内容と結果まとめTable2 http://www.nutritionj.com/content/12/1/155/table/T2
食後3時間、AIグループに比べCとAAはインスリンが多く分泌されていた。
血液検査データFigure1 http://www.nutritionj.com/content/12/1/155/figure/F1
ランチに2分の1個のアボカドを食べるとランチ後の満足感アップと食欲抑制につながると結論づけていました。
太る原因の一つに高カロリーの間食を食べがちなことがあげられます。
間食が多い傾向のある人は、アボカドを食事に取り入れることを間食を抑えるためのダイエット方法のひとつとして考えてみてもいいのでは?
「Nutrition Journal」のこの研究発表のページ
A randomized 3x3 crossover study to evaluate the effect of Hass avocado intake on post-ingestive satiety, glucose and insulin levels, and subsequent energy intake in overweight adults