空腹対策!食べ物で頭が一杯の時は3分間テトリスをしよう!
テトリスなどのテレビゲームをすると食べたい!喫煙したい!などの衝動を小さくできるらしい。
(ニューヨーク ロイターヘルス)
先日このサイトでもフードクレイビングについて書きましたが、クレイビング(craving)は、無性に何か食べたくなったりすること。
チョコレートがどうしても食べたい!とかたばこを吸いたい!とか、誰にでも起こりうる問題です。
これまでの調査で人工的に起こしたクレイビング(無性に○○したい衝動)についてはテレビゲームで遊ぶことで抑えることに成功していました。
今回はより対処が難しそうな自然に起こったクレイビングを減らせるかどうかを調査したもの。
テトリスを選択したのは、楽しくて、やることがいっぱいで、よりビジュアルだという理由からです。
<実験の内容>
119人の大学生(女子が多い)を集めてクレイビング(無性に○○したい衝動)があるかどうか、その程度はどのくらいかを申告してもらい、その後3分間テトリスをするように伝えます。実験ではテトリスをやろうとすると半分の生徒は普通にでき、もう半分の生徒はテトリスをしようとしてもエラーになってできないとう状況をつくりました。
そして3分後、同じ質問に回答してもらいます。
テトリスをする前、3分の2の生徒がクレイビングの状態と回答していました。
3分後全ての被験者のクレイビングの程度は弱まっていましたが、テトリスができたグループはよりクレイビングのレベルが下がっていたという結果が得られました。
テトリスの映像やゲーム内容に集中することによって、脳の中に描かれた食べ物やその人が無性に欲しいものを少し忘れさせることができたと思われます。
クレイビングは脳の報酬回路が働いているので、無性に何かしたい時にその気持ちを排除するのはとても難しい。でも、脳の同じ部分を使うことができればクレイビングのレベルを低下させ、誘惑に勝つことができるというヒントが得られました。
食べたい!(喫煙したい!)と思った時、ダイエット中におそらく必ずやってくる「頭の中が食べ物でいっぱいになっちゃった時」には、3分間テトリスをやってみてください。
特にそんなにお腹がすいているわけじゃないのに無性に食べたい!という時におすすめです。
実際に試してみました
実際にやってみるとテトリスは回転させてどこに落とすか瞬時に考えて決定し、アクションを起こさないといけないので、いつのまにか他のことを考える余裕がなくなっていました。
この方法はマジで効果あると思います。
ただし、テトリスそのものに夢中になっちゃわないようにしないとね!
原文参照(英語): Playing ‘Tetris’ reduces the strength, frequency and vividness of naturally occurring cravings Appetite, online February 18, 2014.
PCでテトリスhttp://www.game3rd.com/game/puzzle/tetris/